このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2011年10月9日日曜日

ゴアテックス VS 非ゴアテックス新素材

最近、アウトドアメーカーのゴアテックス離れが進んでいると聞いたことがある。
なんでも、ゴアテックスを使った製品を作るにあたり、その使い方などについて細かいレギュレーションがあるらしく、それが製品開発の足かせになるために、自由に製品開発ができる独自素材をアウトドアメーカー各社が開発し始めた、ということなのだ。
あくまで噂で聞いただけなので上記が本当かどうかは知らないが、たしかに様々なメーカーが「脱ゴアテックス」製品を出し始めている。

今回気になったマウンテンハードウェアの「DRY.Q」という新素材も、まさに脱ゴアテックスの素材のようだ。
実際、マウンテンハードウェアでは、すでにゴアテックスは一切製品に使用しておらず、このDRY.Qに置き換えているそうだ。

素材の性質としては、ゴアテックスよりも優れた透湿性を掲げているようだ。
(さすがに、オフィシャルには「ゴアテックスよりも」とは謳っていないが。)

ただ、透湿性を向上させるためには当然通気性を良くしなければならないため、保温性の点ではゴアテックスに劣るようだ。

もちろん、マウンテンハードウェア側もそれを理解し、しかしてそれが気にするほどの問題点ではないことをアピールするために、契約アスリートたちのインプレッション・コメントの形で「冷気のウェア内への流入は最小限だと思います。」とサイトやカタログに記載している。
実際、防水透湿が優れてさえいれば、保温性をそれほど問題にしなくて良いような気がする。そもそも防寒着じゃないだろうし。


マウンテンハードウェアだけでなく、様々なメーカーからこのような新素材の製品が発表される中で、ゴアテックスからも新しいラインが登場している。
それが「ゴアテックス アクティブシェル」だ。

「ゴアテックス アクティブシェル」は、トレイルランニングのような激しい運動時を想定した、透湿性を特に重視したラインナップである。
こういうラインナップが出てくると、やはり実際のところはどうなのか、身をもって試してみたくなるんだよなぁ。

アウトドアスポーツのアイテムはまさに日進月歩で、特にウェアの素材の変化は非常にめまぐるしい。
実際にどれもこれも試してみたいが、とてもとても金が回るわけもなく、ただただ指を咥えてカタログを眺めるばかりである。

といっても、何かの間違いでメーカーから提供されるようなことにでもなったら、きっと雑誌のように当たり障りの無いことしか書けなくなるんだろうから、やっぱり身銭を買って試すしかないんだよなー。


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