<行程>
今回の吾妻連峰縦走は、概ね上手く計画そのままに完了できた。
が、想定よりもひどい悪路であり、結果として充分対応できたものの、肝を冷やした。
特に印象深かったのは、2日目の沼地のようなぬかるみ、足元も見えないヤブこぎ、烏帽子山の強風であり、3日目の若女平のよく滑る濡れた岩である。
ぬかるみは不快なだけだが、岩で滑るのは怪我をしかねない。今後はこういう時のために、わらじを1足荷物に入れておくのもいいかもしれない。軽いし。
烏帽子山での強風は、夏といえど一瞬にして体温を奪われる感覚を経験できた。
これまでも強風の中を歩く経験はしたことがあるが、こんなに体温を一瞬で持っていかれたことはなかった。この感覚はよく覚えておき、今後の山行の糧にしたい。
<食料>
また、今回は行動食を工夫した。
チョコレートなどのお菓子はほとんど持たず、BCAA、クエン酸、塩のそれぞれの機能系の飴を持ち、あとはグリコのCCDを溶かした水をハイドレーションとは別途持ってエネルギー補給をした。
これが見事に図星で、荷物の軽量化が計れた。
<宿泊>
山小屋とペンションに1泊ずつ泊まったのだが、ペンションに泊まったのは大正解。非常に得した気分だった。
ペンション泊を思いついたのは、何度も何度も地図と睨めっこをして行程を検討した結果だった。
やはり、山行の成功の第一歩は、一生懸命地図を検討することだと思った。
<天気>
やはりこの時期の東北は、梅雨明けには程遠い。
が、それにもかかわらず、歩いている最中はほぼ雨にあたらなかった。
1日目、2日目の眺望はかなりひどかったが、雨に降られなかっただけでもラッキーだったと思う。
全体的に、天気以外は上手くいった山行といえるだろう。
天気のことは仕方が無い。サラリーマンにとって、なかなか3連休は取れないのだから、日程は動かしようが無いのだ。
天気が悪くて風景があまり楽しめなかった部分については、また今度1泊2日ででも行けばいいし。
ということで、概ね満足のいく山行であったといえよう。
こんな合格点、久しぶりだ。
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