このブログで紹介している登山ルートの状況は、現在の当該ルートの状況を保証するものではありません。
山行に先立っては、必ずご自身での情報収集を怠らず、安全な計画を心がけてください。

2013年5月29日水曜日

山行記 : 2013年5月25日 奥多摩・百尋ノ滝

先日、新緑の奥武蔵もろやまトレイルランで復活を遂げたものの、その後も右足首の調子はイマイチ。軽い痛みが残っているのと共に、可動域の狭さも相変わらずだ。
果たしてこんな調子でキタタンに出場できるのだろうか。

そこで、負荷を下げてリハビリ代わりの山行を企画してみた。
同僚2人を誘って、奥多摩の百尋ノ滝に行ってみた。
この時期、川乗橋から百尋ノ滝までのルートは、新緑と渓流のコントラストがことのほか美しく、何度でも訪れたくなるスポットだ。
しかも、休憩時間を入れても、どんなに多く見積もっても全行程4時間で済む。リハビリにはもってこいだ。


そんなわけで、出発はかなりゆっくりめ。
11:17、川乗橋バス停のゲートを出発する。

ゲートを出てすぐに振り向くと、すでに新緑と渓流のコントラスト。
冬に来た時は無味乾燥な風景だったが、やはりこの季節は良い。足取りも自然と軽くなるというものだ。
そもそも、アスファルトの林道歩きなのに、こんなにも気持ちが高まるのは、この道の他に知らない。

時より見える遠くの山も新緑に包まれている。

季節は今、藤の花のようで、いたるところで目にすることができた。

竜王橋を渡るところで、渓流に容易に下りることができる踏み跡を発見。
せっかくなので下りてみた。
すると、今までは橋の上からしか見たことがなかった、小ぶりながらも形の良い滝を上から見下ろすポジションに立つことができた。

滝の上流側を見ると、のどかな渓流の風景だ。

壁面には、雫が陽の光を受けてキラキラと輝いていた。

再びアスファルトの林道に戻り先を進むと、次々に素敵な滝が現れる。


12:10、ついにトレイルの入口が見える。

ここまでちょっとのんびりしすぎた。

ここから先は、何度か渓流に架かる橋を渡るため、その都度渓流が間近に迫る。
今回の連れの1人は水生昆虫が好きで、水辺で石をひっくり返して生物を探していた。
が、水がキレイすぎるのか、あまり昆虫は見つからず。

また先を進む。

このルートはどこもかしこも広葉樹が多く、この時期は新緑がよく映えて眩しいぐらいだ。

水辺の景色も気持ちが良い。

登山道は完全に沢沿いを通っているが、沢との高度差は、時に少なく、時に数十メートルあったりする。
数十メートルの急斜面の下に沢が流れている様子はそれなりの高度感なのだが、今回の連れは2人とも高所恐怖症だそうで、下を覗くのはもちろん、下を覗いている僕の姿を見るのも厳しいと言っていた。
ふーむ、そういうものなのか。

しばらく登ると、流された橋が沢に落ちていた。
これ、去年もあったやつじゃないか・・・?
まー、鉄骨を使ったこんな立派な橋は、撤去するにも大変なんだろうなぁ。

というわけで、当然この先にある橋は、相変わらず仮設のまま。

ここまで来れば、百尋ノ滝までもうすぐ。
ちょっとした急登を登ると、ついに大きな滝の音が聞こえ、ついに滝の姿が見えてきた。

ハシゴのような階段を降り、13:03、滝の流れ落ちる河原に立つ。

反対側は開放的な渓流の風景だ。

滝壺に近付くと、滝の細かい粒子がミストシャワーのように降りかかる。

ここで、滝を見ながら昼食。
食後のコーヒーもしっかり飲んで、13:40、滝の風景を名残惜しく眺めつつ、下山の途につく。

登りでは息の上がっていた連れも、下りは順調に歩けるようで、思ったよりも順調なペースで進む。
ただ、こういう時こそ事故が起こりやすいので、連れに注意を促す。

行きには気づかなかったが、ゲート近くにはキレイなツツジが咲いていた。

14:45、川乗橋バス停に到着。

いつものように三河屋に寄ってひとっ風呂浴びて、そばを食って帰る。


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